
こんなことを思う人も多いのではないでしょうか?
私もアメリカで働くためには英語力が必要だと思い、アメリカに留学してからも英語を勉強してきました。
そして大学を卒業した後、なんとか現地の会社からビザを出してもらい就職できたわけですが、意外と英語力は就職に必要なかったことに気づいたのです。
そこで今回の記事では、アメリカで働くための英語力、英語力以外に必要な能力、英語力は就職に必要ないのか?について紹介します。
もくじ
アメリカで働くための英語力
どのくらいの英語力がアメリカで働くためには必要なのでしょうか?
どんな仕事に就くかによって必要な英語力は変わってきますが、日本食レストランのキッチンでなどは英語力ゼロでも働くことが出来ます。
サービス業は英語を話す必要がありますが、お客様と接しないレストランのキッチンや、自動車の修理工場などの肉体労働では英語力は全く必要ありません。
英語を話せない人を雇ってくれるかは別にして、私が店長をしていたレストランでもスペイン語しか話せないシェフが沢山いました。
もちろんソーシャルセキュリティナンバーを持っていることが前提ですが、これさえ持って入れば英語力に関係なくどこでも働くことが出来ます。
(私が住んでいたカリフォルニア州では労働許可証を持っていなく、違法で働いている人も多いです。)
また英語が話せないからと言って法律的な問題もありません。
日本だと公用語が「日本語」と定められているため、一定のレベルの日本語が使えないと働くことは出来ません。
ましてや住むことさえ法律的に許されていないため、皆日本語力のテストを受けるのです。
アメリカの公用語はというと、
「英語」・・・・
ではなく、実は国としての公用語は決まっていないんです。
なので英語が話せなくても、ビザさえあれば誰でもアメリカに住み働くことが出来ます。
英語力以外に必要な能力
英語力があるに越したことはありませんが、もし働くとなると技術力であったり、真面目さだったりといった英語力以外の能力を求められます。
英語はあくまでもコミュニケーションツールの一つであり、“英語がネイティブみたくに喋れる=アメリカで就職できる”とは限らないのです。
考えてみてください。
例えばあなたはアメリカで就職したいと思っています。
もし英語力だけが問われる仕事なら、会社はアメリカ人の候補者を採用するのではないでしょうか?
ではなぜ会社はアメリカ人ではなく、あなたを採用したいと思うのでしょう。
それはあなたの技術力であったり、周りとの協調性であったり、はたまた会社への忠誠心かもしれません。
英語はあくまでもコミュニケーションを取るためのツールにしか過ぎず、英語以外のスキルで会社はあなたを評価しています。
もちろん通訳など語彙力が求められる仕事は別ですが、それ以外の仕事では言語力以上に別の能力が問われるのです。
では英語力は就職に必要ないのか?
ここまで聞くと、「じゃあアメリカで働くために英語力は必要ないのか!」と思われるかもしれません。
どんな仕事で構わないと言うなら、英語力は確かに必要ありません。
しかしレストランの皿洗いや工事現場などの肉体労働業は、安い賃金で働くことを余儀なくされます。
もしマネジメント業や人の上に立つポジションで働きたいのであれば、部下とのコミュニケーションを取る必要があり、そうなれば一定のレベルの英語力は必要になってくるでしょう。
また英語力を必要としない仕事に比べると、英語力を必要とする仕事の方が平均的に給料は高い傾向にあります。
レストランの皿洗いが悪いとは思いませんが、せっかく海外で働くのですから、出来るだけ給料が高い仕事につきたいですよね。
そうなると必然的に、その仕事に関連する能力と最低限の英語力は求められるでしょう。
まとめ
- 英語力が全くなくても、ソーシャルセキュリティナンバーを持っていればアメリカで働くことができる。
- 英語力ではなく、仕事に関わる能力を備えているかがあなたの就職を左右する。
- 給料が高い仕事ほど、英語力が求められる傾向にある。
もちろん英語力はあって損はないのですが、アメリカで働くためには英語力だけではなく、マネジメント能力といった能力が求められます。
今思えば私は大学の勉強以外に、人脈作りを頑張ったことがアメリカでの就職につながったのだと感じます。