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【アメリカで就職】留学生はH-1BビザよりもE-2ビザの取得を目指そう

星条旗 タイトル

アメリカの大学を卒業した後は、アメリカで就職を考えている方も多いのではないでしょうか。

そんな時にぶち当るのが就労ビザの壁です。

アメリカで就職するには就労ビザが必要で、これがないと卒業後にアメリカで働くのは違法となっています。

私自身アメリカ生活6年目、100人以上の日本人留学生を知っていますが、アメリカに残りたいけれど就労ビザが取れなくて日本に帰国せざる終えなくなった学生ばかりです。

夢を持って進学するも、ステータスを保てず夢を諦めざる終えない現実がアメリカにはあります。

ではどうしたら卒業後もアメリカに残ることが出来るのでしょうか?

結論から言うと、アメリカで就職する為に私たち日本人留学生が現実的に取得可能なビザはE-2ビザしかありません。

今回の記事では、アメリカの就労ビザについて紹介していきたいと思います。

アメリカで就職するには

work team

アメリカの大学を卒業した後は、OPTという制度を使い、有給で1年間どこの会社でも働くことができます。

実際にこの制度を使って日本人留学生の多くが現地の会社で働いています(2016年には39,400人)。

このOPTの期間が終わった後アメリカで就職する為には就労ビザを獲得することが必要です。

留学生が卒業後に獲得出来るビザは大きく分けて3つあります。

  • H-1Bビザ(一般的な就労ビザ)
  • E-2ビザ(投資家ビザ)
  • L-1ビザ(駐在員ビザ)

L-1ビザは卒業後に一旦日本に帰国し1年以上の就労経験がビザ取得に必要な為今回は説明を省きます。

卒業後すぐにアメリカで就職となると「H-1Bビザ」もしくは「E-2ビザ」に限られてくるわけですが、「H-1Bビザ」の取得は困難で、宝くじに当たるようなものと考えた方が良いかもしれません。

H-1Bビザ取得がなぜ大変か

大変 資料

正直アメリカに約6年住んでいますが、H-1Bビザを取得しアメリカで就職した日本人留学生の話を聞いたことがありません。

それもそのはず。

H-1Bビザの概要がこちらです

  • 取得条件:4年制大学以上の学位(orそれに相当する実務経験)
  • 職種:4大卒以上の知識を必要とする専門職で、大学の学位と関連があること
  • 申請条件:申請者となるアメリカの企業が必要
  • 受付日:毎年4月1日から5日間
  • 就労可能日:同年10月1日
  • 発行数:6万5,000件 + 大学院枠2万件
  • 申請件数:約20万件(2018年度の場合)
  • 選定方法:抽選
  • 費用:$1000($500は本人、$500は会社持ち)

参照:本気のアメリカ就職

留学生がH-1Bビザで働く為には、大学院を卒業しても2.4倍の抽選に受かり学歴と職種に関連性があるかの審査に通り短くて半年、長いと1年半ビザを受かるまでに待たなければいけません(1年半以上はOPTの期限が切れるので帰国しなければならない)。

あなたがよっぽど優秀な人材でない限り、ここまで手間のかかる人材を採用してくれる会社はないでしょう。

即戦力な人材を採用する傾向が強いアメリカの会社では、面接の際にビザのステータスについての質問があります。

残念ながらステータスがない留学生は、この時点で不採用となってしまうのが現実です。

どんなに優秀な才能の持ち主でも、最終的には抽選で選ばれるというギャンブルな一面を考えても、H-1Bビザの取得を目指すことはオススメしません。

E-2ビザ(投資家ビザ)の取得の方がなぜ効率的か

investor visa

投資家ビザと聞くと、投資するお金が必要かと思われるかもしれませんが、安心して下さい。

このE-2ビザを簡単に説明すると、スポンサーになってくれる日本人が現地で経営している会社に雇ってもらい、その会社に正社員として就労する際にもらえるビザです

アメリカでE-2ビザを発行している職種で有名なのは、

  • 飲食店
  • 旅行会社
  • 美容院

などがあります。

このE-2ビザを申請する為には大きく二つ条件があります。

  • 申請者本人が日本国籍であること
  • 役員、管理職(Managerial Position)であるか、業務を遂行するのに十分な知識と経験(Essential Skill)を有していること

参照:せかいじゅうライフ

ただこのビザは一般的に、大学を卒業したばかりの20代前半の若い人には取得が難しいと言われています。

若い年齢では管理職での経験や知識が不十分だと判断されることが多いからです。

もちろん例外もあります。

E-2ビザ申請時に既にOPTで管理職に就き、部下が何人もいるポジションを経験していれば取得できます。

実際に私も、25歳という若い年齢でこのE-2ビザを取得しましたが、その際に自分の部下の名前、役割、学歴、年収などの提示を求められました。

基本的にH-1Bビザは“新卒が取得するビザ”、E-2ビザは“職務経験が豊富な30代以降が取得するビザ”と考えられていますが、留学生はE-2ビザの取得を目指しましょう。

H-1Bビザと比べても、E-2ビザは抽選で決めるわけではありませんし、スポンサーになってくれる会社があればほぼ確実に取得できるビザであるのは確かです。

またアメリカ人が経営している会社とは違い、日系企業は優秀で日本語が喋れる人材を探しているケースが多い為、留学生でもE-2ビザを取得しアメリカで就職できるチャンスがあります。

E-2ビザを取得する際に気をつけることは、会社の規模の大きさによってビザを発行できる・できない場合があるので、自分が働く予定の会社がE-2ビザのスポンサーになれるのか確認しましょう。

さらにE-2ビザの費用には$5000が掛かり、これは自分で負担しなければならない会社がほとんどですが、OPT中に実績を残せばこの費用を会社が支払ってくれる場合もあります。

まとめ

  • アメリカで就職する為には、就労ビザ必要。留学生が卒業後に取得できるのはH-1BビザとE-2ビザの二種類。
  • H-1Bビザを留学生が取得するには、アメリカの会社から内定を受け、抽選に応募し、2.4倍の中からランダムで選ばれなければいけないため、ほぼ不可能と考えた方が良い。
  • それよりもE-2ビザのスポンサーになれる日系企業を探し、E-2ビザを取得しアメリカで就職する方が遥かに効率的。

この記事ではH-1BビザとE-2ビザについてご紹介しました。

多くの日本人がこのE-2ビザを取得しアメリカで働いていますが、正直なところ20前半の職務経験の乏しい留学生がこのビザを取得できる確率は高くないのが現実です。

では具体的にどうやったら留学生が卒業後にE-2ビザを取得出来るのかは、こちらの記事で紹介していますので是非参考にして下さい。

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ムネ

ムネ

高校卒業時はTOEIC300点でしたが、気合いと根性でネバダ州立大学ラスベガス校(UNLV)を4年で卒業。アメリカの会社からE-2ビザを取得しラーメン屋店長になるも、2年後にコロナで解雇。現在はロサンゼルスのレストランで働いています。 Facebook・Twitterで最新記事をお届けします。
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