留学生でもアメリカでクレジットカードが作れるって知っていましたか?
デビットカードを使っていれば銀行から「クレジットカードを作りませんか?」と招待メールがくるのは確かですが、申請してもアメリカ市民ではないという理由で私は何度も審査が通りませんでした。
そのような経験からどうしたら留学生でもクレジットカードを作れるのか調べ、以下の手順を実践したところ、意外と簡単に作ることができたのです。
- ソーシャルセキュリティーナンバーを取得
- ANAまたはJALのクレジットカードの申請
- クレジットヒストリーを作る
大学3年生の時に初めて審査に通り、現在では6枚のカードを保有している私がどうやってアメリカでクレジットカードを最初に作ったのか、ステップごとに説明します。
もくじ
ステップ1: ソーシャルセキュリティーナンバーの取得
クレジットカードを作るには、まずSocial Security Number(ソーシャルセキュリティーナンバー、略ソーシャル)が必要です。
学業を目的にアメリカに来ている留学生がソーシャルを取得するのは困難だと言われていますが、合法的にソーシャルを取得する方法があります。
それは学校キャンパスで働くことです。
留学生はキャンパス外で働いてはいけないことになっていますが、キャンパス内であれば働くことが可能です。
図書館、カフェ、日本語のチューターなど留学生がキャンパスで働ける職種は様々です。
キャンパス内で働く際には必ずソーシャルが必要なので、学校に許可をもらい、ソーシャルの申請が出来ます。
まずはソーシャルを取得するのが最初のステップです。
ステップ2: ANAまたはJALのクレジットカードの申請
ソーシャルが取得できただけでは、クレジットスコアがまだ低いのでクレジットカードを作ることができません。
ソーシャルを取得したばかりの人のクレジットスコアは判断材料がないため、600点くらいからのスタートになります。
アメリカで入会特典やポイントが貯まるクレジットカードを作るには最低でも700点以上が必要。
ではクレジットスコアが低い留学生が申請しても絶対に審査が通るクレジットカードはあるのでしょうか?
それがこちらのANA USA CARDとJAL USA CARDです。
ホームページ:ANA USA CARD
ホームページ:JAL USA CARD
どちらもクレジットスコアが低くても作れる特殊なカードです。
どちらもアメリカに来るほとんどの駐在員が最初に作るクレジットカードだと言われています。
ANA、JALで多少の違いはありますが、特典や年会費はほぼ一緒です。
ソーシャルが取得できたら、どちらかのクレジットカードを作り、クレジットスコアが700点になるのを目標にします。
私が愛用しているアプリCredit Karmaを使えば自分のクレジットスコアを24時間確認することが出来ます。
ステップ3: クレジットヒストリーを作る
ANAまたはJALの申請が通り、手元にカードが届いたら早速買い物などしてクレジットヒストリーを作りましょう。
クレジットヒストリーとは?
信用履歴とも言われ、ソーシャルセキュリティーナンバーで管理される支払い履歴のこと。
クレジットカードの利用状況、車のローンに関する状況などが細かに記録されている。
クレジットスコアは、このクレジットヒストリーを元に算出される。
お金を借り入れた記録(クレジットヒストリー)を元に、あなたの信用度(クレジットスコア)は変化します。
お金にだらしない友達にあなたがお金を貸さないように、クレジットスコアが低い人にクレジットカードの審査は通りません。
ではどうすればクレジットスコアが上がるのでしょうか?
一番大事なのは返済日を守ることです。
当たり前のように聞こえますが、アメリカでは返済日を守れない人が多いため、支払い期限を守っているだけでもクレジットスコアは上がります。
上の表を見るとわかるように、クレジットスコアに最も影響する35%が支払い期日を守ることです。
そして次に大切なのが全ての買い物をクレジットカードで支払わないこと。
クレジットスコアを上げるためには、支払額をクレジットカードの限度額29%以下(9%以下がベスト)に抑えなければいけません。
もしあなたの限度額が$3,000であれば、カードでの支払いは$870以下に抑えましょう。
クレジットカードを限度額まで使い切ると、返済出来なくなるリスクも増えるため、クレジットスコアが下がる原因となってしまいます。
こちらも上の表を見ると分かるように、クレジットスコアの30%があなたの借入額(クレジットカードの限度額からいくら使ったか)によって決まります。
この二つを意識していれば、自然とクレジットスコアは上がります。
私はANA USA CARDを大学3年の時に作り、1年掛からずにスコアが700点まで上がりました。
今までに6枚のクレジットカードを作りましたが、特にDiscover Credit Cardは持っていて損はないのでオススメです。
ANA、JAL共に年会費が$70掛かる(初年度は無料)ので、スコアが700点までいったら他のクレジットカードを申請し、ANAやJALはあまり特典が良くないので解約しても結構です。
まとめ
- クレジットカードを作るステップ1:ソーシャルセキュリティーナンバーを取得
- クレジットカードを作るステップ2:ANAまたはJALのクレジットカードの申請
- クレジットカードを作るステップ3:クレジットヒストリーを作る
留学生でもアメリカでクレジットカードを作るのは、あなたが思っているよりも簡単ではなかったでしょうか。
ただクレジットカードがあるとついつい買い物が楽しくなってしまうので、財布のヒモは緩めないように気をつけましょう。
私が持っている年会費無料のクレジットカードはこちで紹介していますので是非参考にしてください。