Americans will eat garbage provided you sprinkle it liberally with ketchup.- Henry James
アメリカ人はケチャップが付いている物ならそれがゴミでも食べるでしょう。- ヘンリー・ジェームズ
アメリカ留学となると気になるのが毎日の食事ではないでしょうか。
“白いご飯とお味噌汁を毎日の食事で”
というのが日本人の感覚かと思いますが、アメリカに来るとなかなかそうも行きません。
私も一人暮らしの生活が長いですし、食事はほぼ全て自分が働いているレストランで済ませてしまうため、味噌汁は長い間飲んでいません(お袋が作る揚げと豆腐の味噌汁が恋しくなってきました)。
こちらの大学では寮やアパートに住み、自炊している学生も多いですが勉強も忙しく、毎日料理を作るのはなかなか大変。
そんな時に利用するのが学生食堂です。
今回は私が通っていた大学UNLVのキャンパス内にある学生食堂“The Dining Commons”の情報をお届けします。
もくじ
The Dining Commons(ダイニングコモンズ)とは
アメリカの4年制大学には必ずと言っていいほど、学生食堂というのが寮に隣接し、その多くが料金を先に支払ってから好きなものを好きなだけ取っていいバイキング形式になっています。
私が今回潜入したダイニングコモンズも学生寮の目の前でした。
もしあなたが寮生でない場合は入り口で料金を先に支払います。
ちなみに白い服を着た彼が、日本から留学した現役の大学生で、寮に住み毎日この食堂を利用している私の後輩です。
料金は時間ごとに変わり、以下の通りです。
ダイニングコモンズ 料金表 | |
食事 | 料金 |
朝食(月曜日から金曜日) | $7.35 |
ブランチ(土曜日と日曜日) | $9.30 |
昼食(月曜日から金曜日) | $9.30 |
夕食 | $10.30 |
アメリカに5年住んでいる私の感覚からすると、学生食堂にしてはすこし高いかなという印象です。
バイキングなので好きなだけ取れますが、どんな料理が並べられているのか期待です。
学生食堂で食べられる料理
まずはサラダセクションです。
レタスやほうれん草(アメリカではサラダでよく食べられます)が選べ、そこからトマト、パプリカ、きゅうりなどをトッピングでのせます。
さらにここでチーズやベーコンなどのトッピングをのせ、ドレッシングをかけます。
6種類くらいのドレッシングが置いてあったので、その中の一つランチドレッシングに手を掛けようとすると、一緒にいた後輩からの一言。
“ここのドレッシングは全部不味いので、オリーブオイルをかけて塩胡椒した方が美味しいですよ。”
さすが毎日この食堂を利用しているだけあり、美味しい食べ方は熟知しています。
今回は彼のやりかたを真似することにしました。
続いてピザのコーナー
チーズピザ、ペペローニピザ、そしてミートボールピザの3種類が置かれていました。
そしてアメリカらしいなと思ったのが、まずシリアルの種類の多さ。
アメリカ人の多くは、朝食をシリアルで済ますことが多いです。
私もシリアルは大好きなので、これは嬉しいですね。
ここで問題。
この写真は何を焼く機械でしょうか?
正解はワッフルを焼く機械です。
アメリカではワッフルを焼いて、バナナ、ホイップクリーム、そして蜂蜜などをつけて朝食を食べる人も多いです。
日本人の感覚からすると、朝からそんな甘いワッフルを食べるのかと思うかもしれませんが、これが食文化の違いですね。
私も何度か朝食で試しましたが、やはり朝から甘いものは合わなかったです。。。
他にもクッキーや
野菜しか食べない人のため、ヴィーガン料理などもありました。
いろんな料理がありましたが、その中でも目立っていたのがこのコーナー。
ここでは好きな種類のパンやトッピングを選び、サンドイッチの様にして鉄板の上で焼いてくれるそうです。
美味しそうだったので、私も自分のサンドイッチを焼いてもらいました。
他にもハンバーガーやタコスなどありましたが、思っていたほど種類は多くありませんでした。
実際に食べた感想
今回私が取った料理がこちら。
ピザ、ハンバーガー、マカロニ、サラダ、そしてサンドイッチと炭水化物ばかりです。笑
私も最後に学生食堂で食べたのは4年ほど前でしたので、久しぶりに学生に戻った気分です。
さてお味の方はというと、
・・・
どれも美味しくないです。泣
唯一食べられるのは後輩にオススメされたやり方で作ったサラダぐらい。
他のものはパサパサで味もあまりしない。
お腹は空いているのですが、フォークがなかなか進みません。
後輩に食堂のことを聞くと、彼が毎日ここで食べるのはサラダくらい。
他のものは不味くて食べられないと言っていました。
んー確かに言っていることは分かる様な気がします。
確かに寮の目の前にあるので便利ですが、これを毎日となると私も正直厳しいですね。
周りのアメリカ人の学生は普通に食べていたので、彼らには美味しいのかなと思いましたが。
まとめ
- アメリカの4年制大学では必ずと言っていいほどキャンパス内にあるのが学生食堂。
- 学生寮のすぐそばにあり、勉強で忙しく自炊をする時間がない学生には便利。
- アメリカ人の学生は普通に食べていたが、日本人の味覚と合わない可能性が大。
- 時間がない時だけ利用するならオススメするが、この食事を毎日続けるのは難しいかもしれない。
私は実際に行ったことはありませんが、日本の大学の学生食堂の料理は美味しいし、栄養バランスも考えられているという評判をよく聞きます。
食の面では、やはり日本は洗練されていますね。
こちらの学生食堂で毎日食事をすると、体重なんかすぐ増えそうです。