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ラスベガスでは誰もが知っているピンクハウスとは?

ピンクハウス 女性

Leave sooner, drive slower, live longer. – Unknown
早く出発して、ゆっくり運転すれば、長く生きられる。- 不明

“ピンクハウス”(ピンクの家)と言うのはラスベガスで住んでいると一度は聞いたことのある言葉だと思います。

日本に住んでいる方は、ピンクハウスと言われてもピンと来ない方が多いと思うので写真を載せます。

ピンクハウス

最初の写真を見ていやらしいお店を想像したあなた!

残念ながらここは法律事務所です。笑

日本でピンク色はいやらしいことと連想されがちですが、アメリカではそんなことはなく、むしろ青や紫色の方がそういった事に連想されます。

こちらの法律事務所ではトラフィックチケット(交通違反切符)を主に取り扱っています。

以前の記事“トラフィックチケット / アメリカで交通違反で捕まった時の対処法”でもお伝えしましたが、私は運転中に携帯電話で通話をしていたため、警察からトラフィックチケットをもらいました(罰金$115)。

アメリカでは自分で裁判所に行くか、弁護士に裁判所に代わりに行ってもらわないと、罰金を払っても点数が上がるの1年以内に12点以上だと免許剥奪)で、私は今回初めてこのピンクハウスに行って来ました。

ピンクハウスとは

私はピンクハウスと呼んでいますが、正式な名前は”702 Traffic”です。

今までに取り扱ったトラフィックチケットの数なんと300,000件以上という20年以上続く法律事務所です。

なぜみんなピンクハウス呼ぶのかと言うと、写真でもお分かりの通りまず建物が全てピンクで塗られています。

ピンクハウス 正面

ピンクハウス 道路

運転中によく見る看板もピンク。

ピンクハウス 看板

しまいにはグーグルマップでピンクハウス検索すると、この法律事務所が出て来ます。

ピンクハウス 住所

そう行った意味では凄いブランド力、マーケティングですよね。

ピンクハウスの中に潜入

中に入ると受付で自分の名前と電話番号を書かされ待合室のような場所に案内されます。

ピンクハウス 内装

内装にピンクっ気はまったくありませんでした。笑

そこでこのような紙に個人情報と署名を書かされます。

ピンクハウス 署名

後は自分の番が来るまでこの待合室で待ちます。

ピンクハウスで行えるサービス

冒頭でもお話ししましたが、トラフィックチケットの罰金を払うだけでは免許の点数が上がります。

詳しくはこちら”点数制度とその種類”に書いていますが、点数が上がると、免許が剥奪されたり、月々の保険料が上がったりと大変なのです。

この法律事務所では、料金(今回の私の場合だと$195)を払うことで、トラフィックチケットをもらった当事者の代わりに弁護士が裁判所に行き、裁判官と交渉することで点数のつかない軽い刑罰(駐車違反など)に変えてくれるとのことでした。

自分でするより少し高いお金を払えば、点数も上がらなく、心配する必要はないとのこと。

こちらの弁護士ですが、一度に300件のトラフィックチケットを持って、裁判所に行くそうです。

私がトラフィックチケットには12月までに罰金を払う、もしくは裁判所に行かなければいけないと書いてありますが、ピンクハウスから裁判所にメールをし、弁護士が300件を一度にまとめて代表していく許可をもらうそうです。

私が今払えば、次は2月にまとめて裁判所に行くそうです。

99%の確率で軽い刑罰に変わる様ですが、もし上手く行かなかった場合は追加料金$98でもう一度裁判官と交渉してくれるそうです。

注意した方が良い点

ここまでは上手い話に聞こえますが、実はこの法律事務所、ピンクハウスとして知名度はありますがあまり評判が良くありません。

というのも弁護士が裁判所に行き忘れて、トラフィックチケットをもらった本人が遅延料金を払わなければ行けなくなったとの声をネット上でよく目にします。

実際に私のルームメイトも以前この法律事務所を利用しましたが、裁判所とトラブルになり、結局追加料金を払うことになりました。

このことについては私も直接質問しましたが、そんなことは絶対にありえないとの回答でした。

裁判所に弁護士は行ったけども、裁判所のシステムが更新されるのに3週間かかるので、手紙で遅延料金の知らせが来るかも知れない。

確かにその可能性はあるが、それはシステムが更新されていないだけなので無視して良いとのことでした。

これについては私もなんとも言えません。

正直私が建物の中に入り、弁護士と話した感触はあまり良いものではありませんでした。

あくまでこれは印象にしかすぎませんが。

まとめ

  • ラスベガスでピンクハウスと言えば、決していやらしいものではなく建物全てがピンクで塗られている法律事務所のこと。
  • トラフィックチケット(交通違反切符)を取り扱っており、当事者本人の代わりに裁判所に行き、点数が上がらない様に裁判官と交渉してくれるサービス。
  • ピンクハウスとして知名度はあるが、あまり評判は良くない。

実は私はこの法律事務所で$195かかると言われた後に念のため別の法律事務所に行くと、最初だから点数が加算されないから自分で払う方がいいよと教えてもらいました。

自分で払うと$115でしたので特をしましたが、なぜこのピンクハウスではそれを教えてくれなかったのか、疑問が残りました。

やはり、この法律事務所を利用するのは避けた方が良いかもしれませんね。

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ムネ

ネバダ州立大学ラスベガス校卒。現地の会社からE2ビザを取得しラーメン屋店長になるも、2年後にコロナで解雇。ロスに引っ越すもそこで不法滞在となる。日本への一時帰国を経て現在はサンディエゴのレストランで働いています。 Facebookページから最新記事をお知らせ
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