あなたはザ・オフィスという海外ドラマをご存知ですか?
もしまだ観たことがない場合は、こちらの記事で大まかなストーリを説明しているので、見てみて下さい。
このドラマを少しでも理解してからこの記事を進める方が、もっと楽しめると思います。
以前の記事【The Office】マイケル・スコットの従業員愛が感じられるベストシーン5選ではいかにマイケルが従業員愛に溢れるボスなのかを紹介しましたが、今回はその逆でいかにマイケルが最低なボスかが分かるシーンを厳選しました。
それでは早速ランキング形式で見ていきましょう
もくじ
No.4 パムを笑えないジョークで泣かせる Season1, Episode1
マイケルはドラマの中で数々の周りが凍るようなジョークを披露しています(視聴者の私たちはそれが面白いのですが)。
その中でもこのシーンは、受付で働くパムをクビにするフリをするという視聴者でも笑えないようなジョークです。
会社の中で人員削減が行われる、誰かがクビになるという噂が流れている中、マイケルはパムを呼び出しジョークのつもりで、パムをクビにするフリをするのですが彼女は泣いてしまっています。
このシーンは、ザ・オフィスの一番最初のエピソードだったので、マイケルの良さがまだわからない視聴者からすれば、全然笑えないジョークだったと思います。
No.3トービーに罪を着せる Season 5, Episode 9
マイケルが従業員愛に溢れることは、あなたもご存知かと思いますが、オフィスの中で1人だけマイケルが嫌いでたまらないのが人事部で働くトービーです。
マイケルはオフィスのマネージャーとして働いていますが、さきほどのような笑えないジョークで従業員ともめるので、人事部のトービーによく叱られます。
例えるなら、マイケルはいつも悪さをする小さな子供で、トービーがそれを叱るお母さんと考えると分かりやすいかも知れません。
ややこしいのは仕事上マイケルの方が立場が上ということですが。
マイケルはトービーがコスタリカに引っ越すことになり幸せだったのですが、ある日突然トービーがコスタリカから帰ってきます。
どうしてもトービーを社内から取り除きたいマイケルが行ったのが、警察にトービーがマリファナを所持していると電話するのです。
同じビルで働くマリファナを持ってそうな作業員からマリファナを買い、それをトービーの机の引き出しに隠すマイケル。
さあマイケルの作戦は成功するのでしょうか?
マイケルがマリファナだと思って買ったのは、実はバジルでした。
残念ながらマイケルの作戦は失敗に終わったわけですが、それにしてもなにもしていない従業員に罪を着せるのはボスというか、人としていけませんね。
個人的に面白くて好きなシーンではあります。
No.2 メラディスを車で引く Season 4, Episodes 1
このシーンではマイケルがよそ見運転をしていて従業員のメラディスを会社の駐車場で引いてしまいます(メラディスは一命をとめました)。
危うく従業員を殺していたと考えると、最低なボスに間違い無いでしょう。
従業員を車で引くなんて最低ですが、正直このシーンはめちゃくちゃ面白いです。
なにが面白いかって、マイケルは車の中での撮影でこの一年がどんなにいい一年だったか語っている時に、メラディスを引いてしまうんです。
英語ではこれを"Jinx(ジンクス)"と言います。
英語のジンクスは「不吉なもの、悪いことを招く」と言った意味で使われます。
日本ではジンクスというと、
「朝はカレーを食べると試合に勝てるジンクスがある」
と言うようにいい縁起担ぎで使われますが、英語では不運なことにしか使われません。
マイケルのように「今年は事故もなく、本当に良い一年だった」と言っているうちに事故に遭うと、アメリカでは”He jinxed it!(あんなこと言ったから不運を招いたんだよ)"と言います。
このシーンがまさにジンクスで、面白いです。
No.1 パムのお母さんと付き合い、すぐ別れる Season 6, Episode 9
なんとマイケル、社内恋愛(過去に2回)をするだけでは気が済まず、パムのお母さん(ヘリーン)とも付き合ったんです。
パムからしたら自分のお母さんが離婚したとはいえ、自分の上司と付き合っているのはさすがに嫌ですよね。
上司と付き合うお母さんもどうかとは思いますが。
しかもこの2人が出会ったのはパムとジムの結婚式というのだから、パムは大激怒。
そのシーンがこちら。
さらにひどいのが、マイケルはヘリーンとの将来が見えないと言う自己中心的な理由で、ダブルデート(パムとジム、マイケルとヘリーン)をしている最中に別れを切り出します。
これにまたパムは大激怒。
自分の上司が遊び気分で自分のお母さんと付き合っていたら、それは嫌ですよね。
マイケルは結局、パムにビンタされてしまいます。
自分の上司が、自分のお母さんと付き合っていると考えると、さすがにゾッとするのは私だけでしょうか。
さすがにこんなことをすると周りの従業員からも信頼がなくなると言う理由から、このシーンがマイケルが最低なボスだと思う1位にランクインです。
番外編
ここでは従業員に対してではないですが、人としてマイケルが行ったことの中で一番ひどい失態を紹介します。
アメリカでは貧富の差が激しく、大学に行きたくてもお金がなくていけない子供が多いです。
そこでマイケルは当時小学校3年生の子供達に“高校を卒業できたら大学の学費は全額私が負担する”という約束をします。
その数なんと20人以上。
マイケルは口だけは達者なので、根拠のない約束をよくしてしまうんですね。
約束を果たせないと分かっていながら、子供に真実を伝えるのをどんどん引き伸ばし、気付けば当時三年生の子供は10年近く経って高校三年生になっていました。
マイケルは子供達に会うのを避けていましたが、ついに真実を話すことを決断します。
そのシーンがこちら。
マイケルが約束を守れないことを告白した時の子供達のショックな気持ちが伝わりますよね。
マイケルは様々な失態をやらかし面白いものが多いですが、この子供達への失態はさすがに観るのも辛いので、私はこのエピソードを観ないようにしています。
またこのシーンは多くのオフィスファンの間で、マイケルがやった一番最低なことに選ばれています。
おわりに
4位から1位までマイケルがボスとして最低だと思うシーンを紹介してきました。
もし気に入ったシーン、他にもマイケルの愛が感じられるシーンがあれば是非教えて下さいね。
もしザ・オフィスに興味のある方は是非こちらの記事も読んでみてください。